ケーススタディの参考になる本の紹介
とりあえず、
ケースって何だろう??
って人のために本を紹介。
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/12/07
- メディア: 単行本
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基本中の基本の本ですね。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
- 作者: 東大ケーススタディ研究会
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 単行本
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- 作者: 大石哲之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本
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小手先テクニックではあるけど、最初の取っ掛かりにはなる。
- 作者: 齋藤嘉則,グロービス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/01/01
- メディア: 単行本
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まだまだありますが、最近忙しくて面倒なので、都度更新します。
時間のあるときに、
実際にはどんな風にケースをといていけばいいのか、について説明します。
ケーススタディ
コンサルティングファームでの選考で鬼門とされるのが、ケースです。
これを得意、もしくは楽しいと感じられる人はコンサルティングファームに内定が出ているように思います。
ただ、一応やり方と評価ポイントが暗黙にあるので、知っておくといいのかな、と思います。
ちなみに、ケースが出来ると、GDやインターンで落ちることは決してありません。といっても過言ではありません。
前回のエントリーにくわえて
前回のエントリーではトラックレコードとオーラというテーマでした。
では、「お前は何なんだよ」って話ですよね。
私は世間一般からすれば、「学生を越えた」活動をしている方だったと思います。
具体的には、
大学一年:ひたすら塾講師でバイト
大学二年:大学受験予備校の設立(経営者ではないが)
転職コンサルティング会社でインターン
司法試験の勉強をひたすらやる
コールセンターで夜間のオペレーター
大学三年:ベンチャーキャピタルでインターン(投資業務にかかわる)
インキュベーションファームでデジカメ開発のサポート
インテリアショップの商品仕入れ、受注、接客、web戦略
法律事務所での弁護士へのインタビュー企画担当
そして、現在にいたります。
まぁ、色々とやっていました。
自分の興味のむくままにひたむきに、ひたすら打ち込んできました。
そしたら、色々なつながりが出来て、仕事運には恵まれていたと思っています。
就職活動は、
夏にDream Incubatorでインターンシップをした後、
11月に某外資系戦略コンサルティングファームのインターンで内定を頂きました。
その後、国内系戦略&FAのファームに内定を貰いました。
とまあざっくりこんな感じです。
それでも就職活動は対策しないでも内定とれたかというと、
そんなことはありません。
周りでも、すごいトラックレコードの有る人でもフツーに落ちます。
帰国子女とかでも全く容赦ありません。
大事なのは、「論理性」「洞察力」「主体性」
これについては、以前お話したとおりです。
確かに、実績・経験の有る人は有利です。
でもなぜ有利かって言うと、「成長の機会」があるからです。
べつに経験自体に価値はありません。
やっぱり、そこで何を学ぶかです。
私は家庭が貧しかった農村出身だったのもあり、
バイトしないと学費も生活費も払っていけなかったんで、
働かなければいけない→働くの楽しい!→ビジネス極めたい!
って言う風に、どんどん主体的に行動・マインドを変化させてきました。
それが、企業に認められた。というだけのことです。
その2〜トラックレコードとオーラ
つづきです。その1で書いた、いわゆる総合的な能力以外のものについて考えてみたいと思います。
(面接・選考全体のプロセスは総合的な人間力を見られます。)
さて、ここでまず最初の問い。トラックレコードやオーラというのは、総合的な人間力なのか?
私の答えはno,もちろん人間力を高めて高めて高めた結果、オーラやトラックレコードは表現されるはず。というのが、スタンダードな論調。
しかし、よく考えてみてほしいのが、じゃあ学歴の高い人が、有名なプロジェクトを担当した人が、前の会社で実績を残した人が、また結果を残してくれるのでしょうか。
トラックレコードというのは、あくまで客観的な指標に過ぎません。人を推し量ることは出来ません。
だから面接では、経験や実績を背伸びせず、等身大の自分をアピールしてください。大事なのは、結果にいたるプロセスです。マインドです。特に新卒者はその傾向が強いです。
外資コンサルだろうと何だろうと代わりません。もし客観的指標だけで判断するようなファームがあるなら、それはあなたの思い過ごしでしょう。
次にオーラについてです。これについては、いわゆる表情や所作から生み出るもの。人間力が滲み出たもの。
二つあると思うのですが、前者はテクニカルであり、後者はファンダメンタルなものです。テクニカル部分についてが今回は問題になります。
面接に必要はあるか?答えはyes,私は専ら空気を読める人間は評価されるものだと考えています。空気を読めない人間は、自分にこだわり、組織の目標を忘れ、仲間の成長を心から願えなくなり、チームの敵へと変わって行きます。
(本人たちはそんなつもりないんだろうけど。)
繊細な人(特にプロフェッショナルファームは多い)
が面接を担当される場合は、空気を読んで行動できる人かどうかが、クリティカルな評価基準になります。
だから、その人の言動や気遣いは、想像以上に重要です。
以上!
キノウノツヅキ
コンサルになるなら、「思考力!主体性!洞察力!」
よくシューカツには主体性・論理性・協調性が必要だと言われます。
シューカツするひとは、あれこれジコピーを考えるのに時間を費やしますが、要は、この三つの能力をアピールすればいいです。エピソードがなければ、捻り出して下さい。それが出来なければ、作ってください。というのが、シューカツです。そう、自己分析なんて純粋に気持ち悪いことをしてはいけません。さて、上に書いた三つの能力ですが、コンサルティングファームで特に評価されるポイントになります。
<思考力というのは、>
論理思考力×深さ×スピードでしょうか。論理には縦と横の論理があります。縦はちょっと優秀なら出来ます。横は案外難しい。論理性については、思考スキルを紹介しつつ説明してみたいと思います。間違っても戦略のフレームワーク(3Cとか)などではないのでご了承を。もっと本質的な思考の話をしたいと思います。よく、面接やディスカッションで「運だよな」ってひといると思うんですが、きちんとした思考力が有る人からすれば、「3秒で」分かります。この人は思考力が有るかどうか、これを見極められるようになったら内定も近づく事でしょう。
<さて、主体性についてです。>
これについては「もっとも重要な能力」といっても過言ではありません。全ての能力の基礎となるものであると思っていてください。んで、主体性というのは、精神のことをいいます。気持ちです。ちなみに、気持ちと思考は密接な関係があります。例えば、「日本経済を活性化させるためには」と面接で聞かれたとします。いつも、ニュースや日常で起こる出来事に対して、「当事者意識」を持っている人は、「どうすれば解決できるんだろうか・・・」って考えますね。
しかし、「まぁよくわかんねー」程度の気持ちで生きていると、考えてませんよね。つまり、当事者意識で考える事というのは、主体性が具体化したものであるといえます。あとは、当たり前ですが、自分で計画して自分で努力するとか、なんかの組織に所属しているのなら、その組織をもっとよくするにはどうすればよいのだろうか?とか。そういう些細なことから、全て前のめりになって物事を考え、行動できる人。こういう人を主体性といいます。良く、主体性のアピールとして、資格試験の勉強とか、スポーツの部活をやっていた人は、自分のスキルを上げるために、主体的に努力をした。具体的には○○などをして、結果的に○○という成果を残した。みたいなのってありますけど、こういうのももちろん大事です。
しかし、これは当たり前です。努力するのは当然です。大事なのは、普通の人が主体性を発揮していないような場所で、前のめりになって活動できる人。自分のためだけじゃなくて、チームのために、組織のために自分を駆り立てて、問題解決に臨むことが出来る人。yukihiroはそう思います。そういう人間が本当のチームプレーが出来るし、本当に仕事が出来る。それは、プロフェッショナルとして働いている、皆の面接官となる彼らは知っています。これを見てくれた人は、くれぐれも、的外れな、学生目線の、間違った「主体性」を堂々と披露することはよしてくださいね。
<次に、洞察力についてです。>
洞察力は、チームプレーを実現するうえでもそうですが、仕事の成果に直結するものであると思っています。主体性と論理性がメチャメチャ高くても、仕事には、常に「相手」がいます。相手というのは、仲間であり、上司であり、取引先であり、株主であり、従業員であり、その家族であり、その先には社会、更には世界があります。「人間は社会的動物である」と、ギリシア時代のどっかのおっちゃんも言っていますよね。
常に相手がいるのです。だからこそ、成果を出したいのなら、相手の気持ちを読み取り、的確にアドバイスするなり、なんなりをしなければ結果が出ません。学者とか、トレーダーとかはあれですけど。少なくともコンサルタントになるためには、高い洞察力が必要です。ちなみにこの業界の人は、人間観察が趣味な人が多いです。それも、洞察力が高い人が集まることの証拠でしょう。あらゆるサービス業も、この能力は必須です。よくチームワーク、リーダーシップが大事といいます。そりゃそうです。けど、この洞察力に欠けた人が、リーダーになったらカオスです。KYな人がでしゃばるとウザいです。洞察力のある人の下で働けたら、かなり仕事しやすいです。
チームワークといいますが、本当に仲間のためになるには?仲間は何を求めているか?何を考えているか?こんなことを敏感に察する事の出来る人は非常に貴重です。そしてこの能力は非常に右脳的です。感覚的なのです。だから、早急に身につける事は難しい。だからこの能力が高い人は、圧倒的に学生レベルの学生とは差がつく。という仕組みになっています。
ちなみに洞察力は、「人」に対してだけではありません。例えば、今日のファッション結構いけてるな〜とか、この絵なんかいいなーとか。こんな「なんかいいなー」という感覚も洞察力の一種であると思っています。更に、この「なんかいいなー」という感覚は、思考の筋の良さにも影響すると思います。この思考プロセスなんか筋いいなーとか、納得感あるなーとか、本質迫ってるなーとか、こういう思考の質にも大きな影響を与えます。なので、日ごろから色々なことに敏感になることが大事です。というわけで、洞察力が大事なのです。
以上、「論理力・主体性・洞察力」yukihiroはこの三つが重要な能力だと思っています。この三つがなければ、リーダーシップやチームワーク、自己の客観化の能力や、クリエイティビティとか、もろもろの重要な能力といわれるものは身につかないと思います。
戦略コンサルタントになるためのブログ
このブログの趣旨は、
1これから就職活動をがんばる人のためのコンテンツ
2自分のアウトプット
1については、「このブログを見れば全ての対策が出来る!」というのは無理があるかもしれませんが、そのぐらい中身を濃くしていきたいです。特にコンサル特有のケース問題。評価されるポイントと、必要な思考プロセス、内定を取る人と最終で落ちる人の間には何があるのか、みたいなことを書いていきます。お楽しみ下さい。
2は、ジコマンです。
1は利他的。2利己的。
利己と利他、うん、MECEです。笑
実は、これは非常に大事な視点だと思っています。これについては、じっくりまた別の機会に書きます。
see you!!