その2〜トラックレコードとオーラ

つづきです。その1で書いた、いわゆる総合的な能力以外のものについて考えてみたいと思います。
(面接・選考全体のプロセスは総合的な人間力を見られます。)

さて、ここでまず最初の問い。トラックレコードやオーラというのは、総合的な人間力なのか?

私の答えはno,もちろん人間力を高めて高めて高めた結果、オーラやトラックレコードは表現されるはず。というのが、スタンダードな論調。

しかし、よく考えてみてほしいのが、じゃあ学歴の高い人が、有名なプロジェクトを担当した人が、前の会社で実績を残した人が、また結果を残してくれるのでしょうか。

トラックレコードというのは、あくまで客観的な指標に過ぎません。人を推し量ることは出来ません。

だから面接では、経験や実績を背伸びせず、等身大の自分をアピールしてください。大事なのは、結果にいたるプロセスです。マインドです。特に新卒者はその傾向が強いです。

外資コンサルだろうと何だろうと代わりません。もし客観的指標だけで判断するようなファームがあるなら、それはあなたの思い過ごしでしょう。


次にオーラについてです。これについては、いわゆる表情や所作から生み出るもの。人間力が滲み出たもの。

二つあると思うのですが、前者はテクニカルであり、後者はファンダメンタルなものです。テクニカル部分についてが今回は問題になります。

面接に必要はあるか?答えはyes,私は専ら空気を読める人間は評価されるものだと考えています。空気を読めない人間は、自分にこだわり、組織の目標を忘れ、仲間の成長を心から願えなくなり、チームの敵へと変わって行きます。

(本人たちはそんなつもりないんだろうけど。)

繊細な人(特にプロフェッショナルファームは多い)
が面接を担当される場合は、空気を読んで行動できる人かどうかが、クリティカルな評価基準になります。

だから、その人の言動や気遣いは、想像以上に重要です。

以上!