キノウノツヅキ

コンサルになるなら、「思考力!主体性!洞察力!」


よくシューカツには主体性・論理性・協調性が必要だと言われます。



シューカツするひとは、あれこれジコピーを考えるのに時間を費やしますが、要は、この三つの能力をアピールすればいいです。エピソードがなければ、捻り出して下さい。それが出来なければ、作ってください。というのが、シューカツです。そう、自己分析なんて純粋に気持ち悪いことをしてはいけません。さて、上に書いた三つの能力ですが、コンサルティングファームで特に評価されるポイントになります。

<思考力というのは、>
論理思考力×深さ×スピードでしょうか。論理には縦と横の論理があります。縦はちょっと優秀なら出来ます。横は案外難しい。論理性については、思考スキルを紹介しつつ説明してみたいと思います。間違っても戦略のフレームワーク(3Cとか)などではないのでご了承を。もっと本質的な思考の話をしたいと思います。よく、面接やディスカッションで「運だよな」ってひといると思うんですが、きちんとした思考力が有る人からすれば、「3秒で」分かります。この人は思考力が有るかどうか、これを見極められるようになったら内定も近づく事でしょう。


<さて、主体性についてです。>
これについては「もっとも重要な能力」といっても過言ではありません。全ての能力の基礎となるものであると思っていてください。んで、主体性というのは、精神のことをいいます。気持ちです。ちなみに、気持ちと思考は密接な関係があります。例えば、「日本経済を活性化させるためには」と面接で聞かれたとします。いつも、ニュースや日常で起こる出来事に対して、「当事者意識」を持っている人は、「どうすれば解決できるんだろうか・・・」って考えますね。


しかし、「まぁよくわかんねー」程度の気持ちで生きていると、考えてませんよね。つまり、当事者意識で考える事というのは、主体性が具体化したものであるといえます。あとは、当たり前ですが、自分で計画して自分で努力するとか、なんかの組織に所属しているのなら、その組織をもっとよくするにはどうすればよいのだろうか?とか。そういう些細なことから、全て前のめりになって物事を考え、行動できる人。こういう人を主体性といいます。良く、主体性のアピールとして、資格試験の勉強とか、スポーツの部活をやっていた人は、自分のスキルを上げるために、主体的に努力をした。具体的には○○などをして、結果的に○○という成果を残した。みたいなのってありますけど、こういうのももちろん大事です。


しかし、これは当たり前です。努力するのは当然です。大事なのは、普通の人が主体性を発揮していないような場所で、前のめりになって活動できる人。自分のためだけじゃなくて、チームのために、組織のために自分を駆り立てて、問題解決に臨むことが出来る人。yukihiroはそう思います。そういう人間が本当のチームプレーが出来るし、本当に仕事が出来る。それは、プロフェッショナルとして働いている、皆の面接官となる彼らは知っています。これを見てくれた人は、くれぐれも、的外れな、学生目線の、間違った「主体性」を堂々と披露することはよしてくださいね。


<次に、洞察力についてです。>
洞察力は、チームプレーを実現するうえでもそうですが、仕事の成果に直結するものであると思っています。主体性と論理性がメチャメチャ高くても、仕事には、常に「相手」がいます。相手というのは、仲間であり、上司であり、取引先であり、株主であり、従業員であり、その家族であり、その先には社会、更には世界があります。「人間は社会的動物である」と、ギリシア時代のどっかのおっちゃんも言っていますよね。


常に相手がいるのです。だからこそ、成果を出したいのなら、相手の気持ちを読み取り、的確にアドバイスするなり、なんなりをしなければ結果が出ません。学者とか、トレーダーとかはあれですけど。少なくともコンサルタントになるためには、高い洞察力が必要です。ちなみにこの業界の人は、人間観察が趣味な人が多いです。それも、洞察力が高い人が集まることの証拠でしょう。あらゆるサービス業も、この能力は必須です。よくチームワーク、リーダーシップが大事といいます。そりゃそうです。けど、この洞察力に欠けた人が、リーダーになったらカオスです。KYな人がでしゃばるとウザいです。洞察力のある人の下で働けたら、かなり仕事しやすいです。



チームワークといいますが、本当に仲間のためになるには?仲間は何を求めているか?何を考えているか?こんなことを敏感に察する事の出来る人は非常に貴重です。そしてこの能力は非常に右脳的です。感覚的なのです。だから、早急に身につける事は難しい。だからこの能力が高い人は、圧倒的に学生レベルの学生とは差がつく。という仕組みになっています。
ちなみに洞察力は、「人」に対してだけではありません。例えば、今日のファッション結構いけてるな〜とか、この絵なんかいいなーとか。こんな「なんかいいなー」という感覚も洞察力の一種であると思っています。更に、この「なんかいいなー」という感覚は、思考の筋の良さにも影響すると思います。この思考プロセスなんか筋いいなーとか、納得感あるなーとか、本質迫ってるなーとか、こういう思考の質にも大きな影響を与えます。なので、日ごろから色々なことに敏感になることが大事です。というわけで、洞察力が大事なのです。


以上、「論理力・主体性・洞察力」yukihiroはこの三つが重要な能力だと思っています。この三つがなければ、リーダーシップやチームワーク、自己の客観化の能力や、クリエイティビティとか、もろもろの重要な能力といわれるものは身につかないと思います。